權座・水郷を守り育てる会
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 ◆ 活動案内

会長よりご挨拶
活動の全体イメージ図
理念
権座での取り組み経過
活動紹介DVD
応援メッセージ



■会長よりご挨拶
今回、多くの賛同者の協力を得て「権座・水郷を守り育てる会」を発足する事ができました。

この「権座」地区で農業を続けていくのは大変ですが先人がコツコツと築き上げた田んぼの土と、この水郷景観を守り育てるのは我々の使命であると信じ、頑張っています。しかし、その目標に到達する事は一朝一夕で出来る事ではありません。私たちは、守り育てるために、多くの仲間の皆様と、今出来ることを、われわれの祖先が「権座」の周囲の石垣を一つずつ積み上げたように、あるいは、西の湖の藻を田んぼの肥やしに何百年とかき揚げたように、微力ではありますが、一歩ずつ着実に歩んでいきたいと思います。

その一つの取組みとして、このたび地元ブランド幻の酒米「滋賀渡船6号」をこの「権座」地区で栽培して、喜多酒造さんの協力で、こだわりの地酒「權座」が誕生しました。

ぜひ、柔らかでふくらみのある味わいを賞味いただき「權座」のファンになっていただければ幸いです。

                    権座・水郷を守り育てる会 会長 東 房男





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■活動の全体イメージ図

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ラムサール条約湿地にも登録された「西の湖」は、日本最大の湖「琵琶湖」の東岸に位置する「内湖」です。

その西の湖にぽっかり浮かぶ島状の飛び地が「権座(ごんざ)」。約1.5haの水田があり、今でも田舟で農業機械や米を運びながらの農業が営まれています。

かつては、内湖や琵琶湖沿岸には飛び地やクリークが散在し、田舟で田んぼに通う光景はごく当たり前のものでしたが、今ではこの「権座」を残すのみとなっています。

その希少性と、情緒豊かで美しくなつかしい風景が認められ、「国の重要文化的景観」や「にほんの里100選」にも選ばれました。

「渡船」は酒米の王様として名高い「山田錦」の親系にあたる酒米品種です。

昭和初期に滋賀県の奨励品種として県内で栽培されていましたが、背丈が高く、栽培が難しい上に収量も少なかったことから、長らく生産が途絶え「幻の酒米」と呼ばれていました。

しかし、平成16年に「JAグリーン近江酒米部会」が県農業試験場に残っていた一握りの種籾から「滋賀渡船6号」を半世紀ぶりに復活させることに成功しました。

「渡船」という銘柄は権座にうってつけであることなどから、白王町集落営農組合も酒米部会に所属し、平成20年から権座での作付けを始めました。

「喜楽長」の銘柄で地酒通に広く親しまれている喜多酒造は、西の湖から「八風街道」を水源の鈴鹿山脈へと遡った愛知川(えちがわ)の上流に位置する蔵元です。

「和醸良酒」の理念の下、能登杜氏とともに、日本の伝統文化である日本酒の良き姿を守り続けておられます。

純米吟醸酒『権座』づくりには全面的にご協力いただいており、『渡船』の個性を活かした、妥協のないこだわりの香り高い美酒を、丹精込めて醸していただきました。

一般に、酒づくりには米の外側を削った芯の部分のみを使います。

たくさん削るほど「吟醸」「大吟醸」と呼ばれ高級品となるため、「日本酒はお米の一部しか使わずもったいない」と思っている人も多いですが、さにあらず!

酒米は、米の外側から順に「赤ぬか」「中ぬか」「白ぬか」「上白ぬか(上新粉と遜色ない品質)」と4段階に分けて精米され、業者が買い取ってリサイクルしているのです。

しかし私たちが『権座』で収穫した『渡船』のぬかは業者に引き渡さず、地域の中でおいしくリサイクルする研究開発を、「白王町集落営農組合女性部」をはじめ、授産施設・パン屋・カフェなど多くの方々の協力を得て行っています。

副産物の付加価値を高め、幅広く活用することで、資源循環をしながら各協力店の売上向上にも繋がることを期待しています。

こうした酒副産物を生かした商品開発の取り組みは「しが新事業応援ファンド助成金」にも採択され、さまざまな協力団体が積極的に取り組んでくださっている様子の一端は、当会ブログからもご覧いただけます。

琵琶湖や西の湖沿岸では、5月頃の雨後、フナ・コイ・ナマズなどの湖魚が大量に田んぼやヨシ地に遡上・産卵する光景が見られましたが、今は湖岸も田んぼもコンクリートで固められ、産んだ卵もブラックバスなどの外来魚に食べられ、昔から親しまれてきた湖魚が激減しています。

そこで、「NPO法人旅するおさかなサポーター」などの協力で権座の田んぼに「水田魚道」を設置し、在来の湖魚が産卵でき、稚魚が安全に育つ「ゆりかご水田」になりました。

魚が元気に育つ田んぼで穫れる「お米」は人間にとっても安全です。

琵琶湖周辺のヨシ原もずいぶん減りました。

湖岸の開発に加え、人間がヨシを利用しなくなり、ヨシ地に人の手が入らなくなったことも一因と言われています。

権座のある白王地区と隣り合う円山地区は、今でもヨシ産業を生業としている貴重な場所です。

ヨシを保全・活用することは、湖の生態系保全にも、水質浄化にもなります。

純米吟醸酒『権座』のラベルには、この西の湖のヨシを混ぜた和紙を使っています。

「やまびこ作業所」の障害を持った人たちが、1枚1枚、心を込めて手漉きで漉いて作ってくださっています。

ちなみに、ラベルのロゴデザインは、造形作家の藤田丈氏が、これまた西の湖産の「ヨシ筆」を使って書いたものです。

権座のある白王地区は、世帯数約50戸の農村集落。かつては半農半漁の自給自足生活でしたが、現在は集落営農組合を組織して、町内一丸となって水郷ならではの農業を続けています。

そんな白王のイチオシ特産品は、「黒豆」!! 大粒でとっても美味しい丹波黒です。

「水郷米」もとっても美味しいです。また「北之庄菜」も白王で復活させた地場野菜として話題になりました。

『権座の会』の会員になっていただければ、こういった四季折々の特産品も愉しんでいただけるよう、情報提供や特価販売をいたします。

また、会員を対象とした各種農業体験イベントも計画中です。

さらに、白王周辺には、大中の近江牛、沖島の湖魚、八幡の赤こんにゃくなど、地域の特産物が豊富にあります。

ぜひ、お気軽にお立ち寄りください。







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■理 念
滋賀県近江八幡市にある西の湖には、先人から大切に引き継がれてきた農耕文化と豊かな水辺生態系が調和した、湖国の原風景と言うべき文化的景観があります。

この地域は、「国の重要文化的景観」全国第1号に選定され、「ラムサール条約湿地」としても登録され、「にほんの里100選」にも選ばれたものの、現存する貴重な文化的景観や生態系を守り育てるための具体的な方策はないのが実情でした。

そこで、この地域の象徴的存在である「権座(=唯一現存する、舟でしか行けない湖上の田んぼ)」での様々な取り組みを通じて、この美しい癒しの空間を次世代に引き継ぐため、地元農家だけでなく、趣旨に賛同した酒蔵・NPO・市民などが結集して、「権座・水郷を守り育てる会」が平成20年10月に発足しました。

「権座」の田んぼで米を育てるには、田舟を3艘つないで農業機械を乗せて運び込み、区画整理されていない田んぼで農作業をし、収穫した米袋をまた田舟に積んで本土へ運び…と、多大な労力とコストがかかるのが現実です。にもかかわらず、手塩にかけた米が他の大規模圃場と同じ値段でしか売れないのでは、水郷保全の主要な担い手である農家に一方的に負担を強いるばかりです。

そこで、50年の時を超えて復活した幻の滋賀県産酒米「滋賀渡船6号」の権座でのフェアトレード栽培、こだわりの純米吟醸酒「権座」造り、酒副産物と旬の食材とのコラボレーションによる地産地消+ゼロエミッション型地場産業のしくみづくり、水田魚道の設置によるゆりかご水田での琵琶湖固有の生態系保全などなど、トータルな取り組みを全国に発信して、「権座」「水郷」の存在や付加価値を多くの人々に“五感”で知ってもらい、ブランド価値を高めることによって、持続可能な地域農業経営と風景保全活動を展開していきたいと考えています。
       





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■権座での取り組み経過

2006年秋


「権座水郷コンサート」が開催され、市内外から約800人が権座の地を訪れました。

2008年春


権座に水田魚道が設置され、滋賀渡船6号が作付けされました。



2008年秋


権座産の滋賀渡船6号が30俵収穫されました。

権座での取り組みに賛同する有志が集まり「権座・水郷を守り育てる会」が発足し、以後、会議を重ねながら権座でのプロジェクトの全容が具体化されていきました。

権座で「農の収穫感謝祭」が催され、権座のお酒ができることもPRしました。


2009年新春

1月、権座産の滋賀渡船6号を100%使用した純米吟醸酒の仕込みが始まりました。

2009年2月15日、第一回交流会を開催し、会員(サポーター)の募集を開始しました。

2009年2月23日に、純米吟醸酒『権座』が完成し、上槽(絞り)が行われました。

2009年3月29日に、純米吟醸酒『権座』のお披露目と会の船出を記念した行事が開催されると同時に、純米吟醸酒『權座』の販売がスタートし、おかげさまで瞬く間に完売しました。


2009年


5月の田植えから10月の稲刈り、11月の収穫祭まで、サポーターの皆様にもご協力いただき、権座での農作業や様々な体験イベントを開催しました。

地元ボーイスカウト団の協力を得て田舟の上から湖上のごみ拾いをしたり、収穫祭の参加客に石を権座に運んでもらって崩れかけた石積みを復元したり、権座・水郷の風景保全の活動も行いました。

また、日興トラベルさんによる「日本の里100選」めぐりツアーや、湖国グリーンツーリズム推進協議会さんによる台湾人モデルツアーなど、エコツアーの受け入れもあり、大忙しの一年でした。
   
 
2010年

今年も、権座で収穫された「滋賀渡船6号」が、純米吟醸酒『權座』に生まれ変わろうとしています。

2年目の『權座』(生酒)のお披露目は、2010年3月28日(日)に決定しました。





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■活動紹介DVD(制作:東近江映像記録会)、好評発売中!!
「権座の会」の誕生から、純米吟醸酒『權座』が世に出るまでの様子をドキュメンタリータッチで詳細に描いた記録映像作品が完成しました!! これを見れば、権座の文化的景観やそれを守り育てている人々のすばらしさや、『權座』というお酒が多くの人々の努力によって生み出された経緯が一目瞭然で分かるようになっています。
権座・水郷での取り組みに関心がある方、純米吟醸酒『權座』ファンの方は必見です!!

撮影・編集をしてくださったのは、「東近江映像記録会」の皆さんです。どうもありがとうございました!!

なお、「権座・水郷を守り育てる会」にご入会いただいた方には、もれなくこのDVD1本を進呈いたします。

詳しくは、事務局:大西まで(090−8124−7649)。
近江八幡の水郷・ごんざ渡船プロジェクト
〜地酒づくりを通じた風景保全への挑戦〜


完全版(32分)と短縮版(10分)の2バージョンを収録
DVD-Video規格、トールケース付

制作・著作 東近江映像記録会(2009年5月)
撮影・編集 貴村俊昭/由利忠治
ナレーション 大河原佳子/濱元信孝
監修・発売 権座・水郷を守り育てる会

頒布協力金 1,000円(会員価格 500円)

※売上の一部は、権座・水郷の風景を守り育てる活動に活用させていただきます。





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■応援メッセージ
「滋賀渡船6号」は絶えて久しく、「幻の酒米」と呼ばれていました。

県の支援も得て平成16年から作付けに取り組み、3年かけてやっと出荷できるようになりました。平成20年からは「白王営農組合」も部会に所属していただき、「権座」で作付けをしていただいています。

「権座」は「渡船」の名にふさわしい貴重な地帯です。「渡船」がこの地に根付き、良質の酒が生産されることを祈念しています。

                 「JAグリーン近江酒米部会」 会長 沢 晶弘


■応援メッセージ
「水郷を守る」という目的を共有し、生産者と消費者が直接結びつく実感を持てるプロジェクト「権座」に期待しています!

この酒を飲むたび、黄金の穂並みやヨシの群生が見え、水面を渡る風や野鳥のさえずりまで聞こえそう。そして酒米を育てた人、お酒を造った人の笑顔まで思い浮かべられる。そんなお酒に出会えることって幸せ!

「権座」プロジェクトはあなたの参加で完成します。

        「滋賀の地酒を愛する酔醸会」代表 幡 郁枝(家鴨あひる)




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【お問い合わせ】 「権座・水郷を守り育てる会」事務局
〒523-0803滋賀県近江八幡市白王町集落営農組合内